第1回:そのシステム導入ちょっと待って!ツール間のデータ数珠つなぎで、逆に手間増えていませんか?
― ExcelとExmentの比較で「本当にコストが下がるDX」を実現する方法 ―
中小企業の現場で最も多い相談が
「結局Excelに戻ってきてしまうんですよね…」
という声です。
販売管理はExcel。
顧客管理もExcel。
勤怠はジョブカン、請求は楽楽明細、売上は楽商、在庫はアラジンオフィス…。
ツールを導入すれば便利になるはずが、
システム間のデータ連携ができず、むしろ手間が増えている企業は非常に多いのが現実です。
本記事では、ExcelとExmentを中心に、kintone・FileMaker・AppSuite・ジョブカン・楽々販売などの競合を比較しながら、
“本当に費用対効果を生むデジタル化”とは何か
を実例を交えて解説します。
■ Excelは優秀。しかし「限界」が明確に存在する
▼ Excelのメリット
- 導入コストがほぼゼロ
- 社内の誰でも使える
- 設計の自由度が高い
- 短期で作業が形になる
Excelは中小企業の強い味方です。
しかし、業務が複雑になるにつれ、以下の問題が必ず起きます。
▼ Excelのデメリット
- 担当者しか触れない“属人ファイル”が量産される
- シートのコピペミス、数式エラーが発生
- 複数名で使うとデータが破損
- 年月とともに管理不能になる
- 最新データが誰のPCにあるのかわからなくなる
ある内装工事会社様では、
「見積」「受注」「仕入」「発注」「請求」すべてExcelで管理していたため、
1週間で6種類のExcelファイルが25本以上生成されていました。
■ Exmentとは?
“Excelユーザーが最も使いやすいWebデータベース”
これがExmentを一言で表す特徴です。
- 初期費用 15万円〜
- ライセンス費 35万円(買い切り)
- 月額19,800円 と競合より圧倒的に低コスト
- ノーコードで項目追加、画面作成、検索・権限設定ができる
- Excel感覚で使えるUI
- Open Source ベースで透明性が高い
さらに、Excelファイルの取り込みにも強く、
Excel文化の企業でもスムーズに移行できます。
▼ Exmentのメリット
- Excelの“良いところ”だけを残しながらWeb化できる
- 権限設定がきめ細かく、情報漏洩リスクを削減
- データの一元化でミスゼロを実現
- 外部システムとの連携(API)も容易
- 開発会社ではなく「社内」で改善していける
▼ Exmentのデメリット
- 高度なワークフローは専用ツールに劣る
- 完全におまかせで作りたい企業には向かない
- 財務会計など専門領域は外部ツールとの併用が必要
■ 競合比較:kintone・FileMaker・AppSuite・業務パッケージとどう違う?
| ツール | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| kintone | アプリ作成が簡単、拡張性が高い | 月額費用が高い(人数課金)、大規模化すると追加費用がかさむ |
| FileMaker | プログラミング的に柔軟 | 専門知識が必要、開発会社必須になりがち |
| AppSuite | Notes文化の企業で強い | 他ツールと比較して拡張性が弱い |
| 楽々販売 / 楽商 / アラジンオフィス | 業務特化で即戦力 | カスタマイズが高額、運用がパッケージに縛られる |
| ジョブカン・楽々明細 | 見える化・効率化に特化 | 連携しないと“別システム”としてバラバラになる |
| Exment | Excel文化の企業に最適、安い、柔軟、育てられるシステム | 業務特化システムの即戦力には劣ることもある |
結論:
業務パッケージは“強制力がある代わりに柔軟性ゼロ”。
kintoneは柔軟だけど“人数課金で高くつく”。
Exmentはその中間を最適価格で実現できる。
■ 導入前と導入後の“人・物・金”の変化
▼ Before(導入前)
● 人
- Excelがわかる人だけが仕事を抱え、属人化
- 新人がデータを触ると壊れる
- ミスが減らないため、チェック作業が常に必要
● 物(データ)
- 最新データがバラバラ
- バージョンが乱立
- 作業フォルダが混沌とする
- 複数ファイルに同じ情報を二重入力
● 金
- 月の残業が多い
- 工数が下がらず利益率が上がらない
- 複数ツールを契約し“サブスク疲れ”が発生
- kintone 10名運用 → 年間50万〜70万円
- 業務パッケージ導入 → 200万〜600万円
▼ After(Exment導入後)
● 人
- 担当者以外でも入力・修正が可能に
- チェック作業が自動化(必須項目・数値制限など)
- ミスが激減・教育コストも削減
- 経営者がリアルタイムに数字を把握できる
● 物(データ)
- データが一元化され最新状態で共有
- 顧客・販売・見積・請求が1画面でつながる
- ファイル破損ゼロ、二重入力ゼロ
- APIでジョブカンや会計ソフトとの連携も可能
● 金
- 年間コストが1/3以下に
- 残業削減、工数削減で即黒字化
- “自社で改善できる”ため追加費用がほとんど発生しない
とくに顧客管理・販売管理・請求管理をExcelで行っていた企業では、
Exment導入3ヶ月で月40時間以上の工数削減が実現しています。
■ 事例:工事業(社員12名)|Excel地獄からの脱却
▼ 課題
- Excelファイルが200本以上
- 日々の業務で上書きミス・コピペミスが多発
- 社長が数字を把握できず「勘」で経営
- kintoneを検討したが費用が高く断念
▼ 導入した仕組み(Exment)
- 顧客管理
- 見積管理
- 工事案件管理
- 原価管理
- 請求管理
- 写真データ管理
▼ 効果
- ファイル数200本 → Webデータベース1本へ
- 見積〜請求までのデータ連携が自動化
- ミスがほぼゼロ
- Excelと違い、どの端末でも操作可能
- 経営者がリアルタイムに利益率を確認できる
「kintoneなら年間70万円以上かかるところ、
Exmentは固定費19,800円+買い切りライセンスだけで済んだ」
と非常に満足いただけました。
■ まとめ:中小企業に本当に必要なのは “運用し続けられる仕組み”
デジタル化の失敗の多くは
「高いツールを入れたのに、社内で使いこなせなかった」
という実態です。
Exmentは、中小企業が最も苦手とする
“Excel依存からの脱却”と“運用し続けられる仕組み構築”
が同時に実現できる稀有なツールです。
- Excelの自由度
- kintoneの柔軟性
- 業務パッケージの強制力
- ランニングコストの低さ
これらをバランス良く実現できるため、
中小企業のDX第一歩として最適です。



