VBS使っている人必見!VBS廃止の代替え緊急提案
第6回(最終回):Power Automate連携でExcelがRPAになる
― 発注書・勤怠・日報…身近な業務がどう変わるのか ―
VBS廃止の話をここまで読んでこられた方の多くは、
次のようなことを感じているのではないでしょうか。
「VBSをやめるのは分かった」
「Excelも進化しているのは理解できた」
「でも、結局どこまで自動化できるのか?」
最終回となる今回は、
Power AutomateとExcelを組み合わせることで何が起きるのか
を、できるだけ具体的にお伝えします。
キーワードは、
「ExcelがRPAの役割を果たす」
という考え方です。
そもそもRPAとは何か(経営者向けに簡単に)
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、
人がパソコンで行っている定型作業を、
ソフトウェアが代わりに実行する仕組みのことです。
例えば、
- メールを開く
- 添付ファイルを保存する
- Excelに転記する
- 集計して保存する
こうした作業を自動化するのがRPAです。
多くの企業がRPAに興味を持ちましたが、
実際には次の理由で止まってしまうケースも多く見られました。
- 導入コストが高い
- 設定・保守が難しい
- 現場が使いこなせない
そこで注目されているのが、
Power Automate × Excel という組み合わせです。
Power Automateとは何か
Power Automateは、Microsoftが提供する業務自動化ツールです。
特徴を一言で言うと、
「プログラムを書かずに、業務の流れをつなぐ仕組み」
です。
- メールを受信したら
- ファイルが保存されたら
- ボタンを押したら
といった「きっかけ」をもとに、
複数の作業を自動でつなげることができます。
そして重要なのが、
Excelとの相性が非常に良い
という点です。
Excel単体ではできなかったことが可能になる
これまでのExcel自動化(VBSやマクロ)では、
どうしても限界がありました。
- メールの監視
- クラウドとの連携
- ファイル管理の自動化
これらはExcel単体では難しく、
VBSや外部ツールに頼る必要がありました。
Power Automateを使うと、
こうした「Excelの外側の作業」を自動化できます。
その結果、
Excelは「処理の中心」になり、
周辺作業はPower Automateが担う
という役割分担が可能になります。
実例① 発注書の自動データベース化
ここからは、具体的な業務例を見ていきましょう。
多くの会社で行われている発注業務は、次のような流れです。
- メールで発注書が届く
- 添付のExcelやPDFを開く
- 内容を確認して転記
- 管理表に記録する
この作業、実は非常に手間がかかっています。
Power AutomateとExcelを組み合わせると、
- メール受信を自動検知
- 添付ファイルを自動保存
- PowerQueryでデータを取り込み
- Excelのデータベースに自動反映
という流れを作ることができます。
人がやるのは、
最終確認と判断だけ
になります。
実例② 勤務表・勤怠データの自動集約
勤怠管理も、間接業務の代表例です。
- 各人がExcelで提出
- 管理者が集めて確認
- 集計して保存
この作業は、
「やらなければならないが、付加価値は低い」
典型的な業務です。
Power Automateを使えば、
- フォルダにファイルが置かれたら自動取得
- ファイル名や形式をチェック
- PowerQueryで集約
- 集計結果を自動更新
といった流れが可能です。
経営者視点で見ると、
これは単なる効率化ではなく、
管理ミス・集計ミスのリスク低減
でもあります。
実例③ 日報・報告業務の自動整理
日報や報告書も、VBSがよく使われてきた分野です。
- フォーム入力
- Excelに転記
- 月次で集計
Power AutomateとExcelを使えば、
- 入力データを自動収集
- データベース化
- 集計・可視化
までを一気通貫で実現できます。
重要なのは、
人が「まとめる」作業をしなくて済む
という点です。
人は、
「内容を読む」「判断する」
ことに集中できるようになります。
経営者・管理職にとっての最大の価値
ここで一度、経営視点に戻りましょう。
Power Automate × Excel の価値は、
「自動化できること」そのものではありません。
最大の価値は、
- 間接業務に使っていた時間を減らせる
- ミスや属人化を減らせる
- 業務の流れが見える
という点にあります。
これは、
人を減らすための仕組みではなく、
人を本来の仕事に集中させるための仕組み
です。
VBS廃止を「RPA導入の第一歩」にする
VBS廃止は、
業務自動化を考え直す絶好の機会です。
- VBSでやっていたこと
- 人が無理にやっていること
- 仕組みに任せられること
これらを整理し、
Excel・PowerQuery・Power Automateを組み合わせることで、
中小企業に合ったRPA的な仕組みが作れます。
高額なRPAツールを導入する前に、
まずはここから始めるのが現実的です。
ReadBellからのご提案
ReadBellでは、
Power Automateを「単体ツール」としてではなく、
Excel業務を中心とした自動化の一部として活用します。
- Excelマクロ開発
- モダンExcel(PowerQuery・PowerPivot)設計
- Power Automate連携による業務自動化
を組み合わせ、
- VBSに依存しない
- 属人化しない
- 将来も拡張できる
業務の仕組みを構築します。
VBS廃止は、
「仕方なく対応する話」ではありません。
業務を整理し、会社を強くするチャンスです。
「どこから手を付ければいいか分からない」
「今のExcelが危ない気がする」
そんな段階からで構いません。
ReadBellが、経営視点で一緒に整理します。
シリーズまとめ
この6回を通してお伝えしたかったのは、ただ一つです。
VBS廃止の本質は、言語の問題ではなく、業務の設計の問題である。
Excelはまだ使えます。
ただし、「昔の使い方」のままではいけません。
モダンExcelと自動化を味方につけ、
無理のない形で次のステージへ進む。
それが、これからの現実的な選択です。

