VBS使っている人必見!VBS廃止の代替え緊急提案
第4回:PowerQuery・PowerPivot・DAXとは何か?
―「関数だらけのExcel」から「仕組みで回るExcel」へ ―
VBS廃止をきっかけに、
「Excelをどう見直せばいいのか分からない」
「マクロ以外に何ができるのかイメージが湧かない」
と感じている経営者・管理職の方も多いのではないでしょうか。
ここで一つ、はっきりお伝えしたいことがあります。
今のExcelは、昔のExcelとはまったく別物です。
それにもかかわらず、
多くの企業ではいまだに
- セルに関数を大量に書き
- コピー&貼り付けを繰り返し
- 壊れやすい表を人が必死にメンテナンスする
という使い方が続いています。
この回では、
PowerQuery・PowerPivot・DAX という
「モダンExcel」の中核機能について、
ITが得意でない方でも理解できるように解説します。
そもそも「関数だらけのExcel」はなぜ問題なのか
多くの会社で見かけるExcelは、次のような状態です。
- IF関数やVLOOKUPが何重にも入っている
- どこか1セルを触ると全体が壊れる
- 計算式を理解している人が限られている
- 行が増えるとコピーが必要
これは一見「Excelを使いこなしている」ように見えますが、
経営視点で見ると、実はかなり危険な状態です。
なぜなら、
- ミスが起きやすい
- 属人化しやすい
- データ量が増えると限界が来る
からです。
VBSがブラックボックス化するのと同じように、
関数だらけのExcelも、別の形のブラックボックスなのです。
PowerQueryとは何か?(初心者向けに一言で)
PowerQueryを一言で表すなら、
**「データを集めて、整える専門の仕組み」**です。
たとえば、こんな作業に心当たりはありませんか?
- 毎月、CSVを開いてコピー
- 列を削除・並び替え
- 表記を手作業で修正
PowerQueryを使うと、これらの作業を
一度設定すれば、あとは更新ボタンを押すだけ
にできます。
重要なのは、
PowerQueryは「プログラムを書く」のではなく、
操作の手順を記録する仕組みだという点です。
そのため、
- 何をしているかが画面で分かる
- 後から見ても理解しやすい
- 属人化しにくい
という特徴があります。
PowerPivotとは何か?(Access不要論の正体)
PowerPivotは、
Excelの中にある“高性能な集計エンジン”
だと考えてください。
昔は、
- データが増える
- 複数の表を扱う
となると、
「Accessを使いましょう」
「システムを作りましょう」
という話になりがちでした。
しかし今のExcelでは、
PowerPivotを使うことで
- 数十万〜100万行以上のデータ
- 複数表の関連付け(リレーション)
- 高速な集計
が、Excelの中で実現できます。
つまり、
「Excelだけど、実は中身はデータベース」
という状態を作れるのです。
DAX・メジャーとは何か?(関数との決定的な違い)
DAX(ダックス)やメジャーと聞くと、
「難しそう」と感じる方も多いと思います。
ただ、考え方はとてもシンプルです。
従来のExcel関数は、
- セルごとに計算式を書く
- 行が増えるとコピーが必要
という仕組みでした。
一方、DAX・メジャーは、
- 「この集計ルールはこれ」と定義する
- データが増えても自動で反映される
という考え方です。
経営者の視点で見ると、これは非常に重要です。
なぜなら、
- 集計ロジックが一元管理できる
- 計算ミスのリスクが減る
- 数字の定義がブレない
からです。
モダンExcel化で何が一番変わるのか
PowerQuery・PowerPivot・DAXを組み合わせると、
Excelは次のように変わります。
- 人が作業しなくてもデータが整う
- 関数をコピーしなくていい
- データ量が増えても壊れない
- 処理が圧倒的に速い
つまり、
「人が頑張るExcel」から「仕組みで回るExcel」
へと変わるのです。
これは、VBS卒業と非常に相性が良い考え方です。
経営者・管理職にとっての本当のメリット
モダンExcel化の最大の価値は、
単なる作業効率化ではありません。
- 業務が見える
- 引き継ぎができる
- 数字の信頼性が上がる
結果として、
経営判断に使えるデータが安定して手に入る
ようになります。
これは、
「Excelは現場ツール」
という位置付けを超え、
経営を支える基盤に近づくということです。
なぜ今、この話が重要なのか
VBS廃止は、
「とりあえず直す」話ではありません。
- Excelの使い方を見直す
- 属人化した業務を整理する
- 将来も続く仕組みに作り替える
そのための強制的なきっかけです。
このタイミングを逃すと、
また別の技術に依存したブラックボックスが生まれるだけです。
ReadBellからのご提案
ReadBellでは、
PowerQuery・PowerPivot・DAXを使った
モダンExcel設計を得意としています。
単に機能を入れるのではなく、
- 今の業務に何が必要か
- どこまでExcelでやるべきか
- 将来の引き継ぎをどうするか
を経営視点で整理したうえで、
- Excelマクロ開発
- モダンExcelカスタマイズ
- 業務専用Excelの再設計
を行います。
「関数だらけで誰も触れないExcel」から
「会社の資産として使えるExcel」へ。
それがReadBellの支援です。
次回予告
第5回では、
「Accessは本当にもう不要なのか?」
というテーマで、
Excelデータベース化の現実と限界を、経営判断の視点で解説します。

