VBS使っている人必見!VBS廃止の代替え緊急提案
第3回:VBS卒業で業務はどう変わる?
― 自動化・速度・見える化・引き継ぎが一気に進む理由 ―
VBS廃止への対応を考えるとき、多くの経営者・管理職の方が不安に感じるのは、
「今より不便になるのではないか」
「業務が止まるのではないか」
という点ではないでしょうか。
長年使ってきたVBSは、確かに便利でした。
ボタン一つで処理が走り、Excelが自動で更新される。
一見すると、完成された仕組みに見えます。
しかし、その裏側を冷静に見ていくと、
**VBSに依存した業務には“見えにくい限界”**が数多く存在します。
この回では、VBSを卒業することで
業務が具体的にどう変わるのか
を、ITが得意でない方にもイメージできるように解説します。
VBS時代の自動化が抱えていた「当たり前の問題」
まずは現状整理から始めましょう。
VBSを使った業務自動化で、よくある状況は次のようなものです。
- 処理内容がコードの中に隠れていて見えない
- エラーが出ると原因が分からない
- データ量が増えると急に遅くなる
- 作った人しか直せない
これらはすべて、珍しい話ではありません。
VBSは「書いた人にとっては分かりやすい」一方で、
後から見る人には非常に分かりにくいという特徴があります。
経営者の立場で考えると、これは
業務が特定の人の頭の中に閉じ込められている状態
とも言えます。
処理速度の問題は「我慢」で解決しない
VBSを使ったExcel処理で、よく聞くのが
「昔は速かったのに、最近やたら遅い」
という声です。
これは偶然ではありません。
- データ量が増えた
- ファイル構造が複雑になった
- 処理が継ぎ足しで増えている
こうした状況で、VBSは急激にパフォーマンスが落ちます。
結果として、
- 処理に数十分かかる
- PCが固まる
- 作業時間が読めない
といった問題が起こります。
これは単なる「待ち時間」ではなく、
人の時間を奪うコストです。
VBS卒業で何が一番変わるのか
VBSをやめ、モダンExcelの考え方に移行すると、
最初に大きく変わるのは **業務の「見え方」**です。
PowerQueryを使った処理では、
- どのデータを
- どの順番で
- どう加工しているか
が画面上で確認できます。
つまり、
処理内容がブラックボックスにならない
のです。
これは経営者・管理職にとって非常に重要なポイントです。
自動化が「人任せ」から「仕組み」に変わる
VBSによる自動化は、
「その人が書いたスクリプトが動いている」
という状態でした。
一方、モダンExcelでは、
- データ取得
- データ加工
- 集計・分析
が明確な役割分担を持った仕組みとして構成されます。
この結果、
- 担当者が変わっても業務は回る
- 修正箇所が分かりやすい
- 教育がしやすい
という変化が生まれます。
これは単なる技術の話ではなく、
組織としての安定性の向上です。
「引き継ぎできない業務」は経営リスク
VBSが原因で起きやすい最大の問題は、
引き継ぎができないことです。
- 誰に聞けばいいか分からない
- 修正が怖くて触れない
- ブラックボックスだから放置
この状態は、
「その人が休んだら困る」
「辞められたら困る」
という不安を常に抱えることになります。
モダンExcel化を行うと、
- 処理の流れが見える
- Excelの標準機能が中心
- 説明がしやすい
結果として、
引き継ぎが“可能な業務”に変わります。
経営者が感じる「安心感」が変わる
VBS卒業の本当の効果は、
現場の便利さ以上に、
経営者・管理職が感じる安心感にあります。
- 業務が特定の人に依存していない
- 将来も使える仕組みになっている
- トラブル時の対応が想像できる
これらが揃うことで、
「この業務は大丈夫だ」
と言える状態になります。
VBSをやめる=仕事を止める、ではない
ここで強調したいのは、
VBSをやめる=今の業務を壊す
ではないという点です。
多くのケースで必要なのは、
- 処理を一度分解し
- Excelの新しい機能で組み直す
という作業です。
結果として、
- 処理は速く
- 構造はシンプルに
- 管理は楽に
なります。
ReadBellからのご提案
ReadBellでは、
VBSを「そのまま別言語に置き換える」ことは行いません。
まず、
- 今のVBSが何をしているのか
- どこが問題なのか
- どこまでExcelで代替できるのか
を一緒に整理します。
そのうえで、
- Excelマクロの再設計
- PowerQuery・PowerPivotを活用した高速化
- 引き継ぎ可能な構造への作り替え
を行い、
業務を止めずにVBS卒業を実現します。
VBS廃止は、
業務を見直し、会社を強くするチャンスです。
次回予告
第4回では、
PowerQuery・PowerPivot・DAXを使った「モダンExcel」とは何かを、
「関数をたくさん書くExcel」との違いから、初心者にも分かる形で解説します。

