VBS使っている人必見!VBS廃止の代替え緊急提案
第1回:VBSとは何か?なぜ今すぐ対策が必要なのか
「このExcel、誰が作ったか分からないけど毎日動いている」
「昔からあるVBSが裏で動いていて、止めるのが怖い」
中小企業の現場や管理部門で、こうした声をよく耳にします。
実はその“動いているから大丈夫”と思っているVBScript(VBS)、2027年に完全廃止されることが決まっています。
この事実を聞いて、
「VBSって何?」
「うちは関係あるの?」
と感じた経営者の方も多いかもしれません。
結論から言うと、関係がある企業は非常に多いです。
しかも、気づかないうちに“業務の根幹”をVBSに依存しているケースが少なくありません。
VBSとは何か?なぜここまで広まったのか
VBScript(VBS)は、Windowsと非常に相性の良いスクリプト言語です。
特に2000年代〜2010年代にかけて、
・Excelの自動処理
・Accessとの連携
・ファイルのコピーや帳票作成
・定期的なデータ加工
といった用途で、多くの企業に導入されました。
当時のVBSは、
- 簡単に書ける
- ExcelやOfficeと強く連携できる
- 専門的な開発環境が不要
という理由から、「社内システム担当」や「Excelが得意な社員」が業務改善の延長で使うケースが非常に多かったのです。
その結果どうなったか。
便利すぎて、気づいたら会社の重要業務を支える存在になっていた。
これが、現在多くの企業が直面している現実です。
「VBS廃止」はITの話ではなく、経営リスクの話
VBSの廃止と聞くと、「IT担当の問題」と思われがちです。
しかし実際は、経営リスクそのものです。
考えてみてください。
- VBSが動かなくなったら、誰が対応できるのか
- そのVBSが止まったら、業務は止まらないか
- 代替手段は用意されているか
多くの企業では、これらに明確な答えがありません。
さらに深刻なのは、
- 作った本人が退職している
- 内容を理解している人がいない
- ドキュメントが残っていない
という「完全なブラックボックス化」です。
これは単なる技術の問題ではなく、
属人化・業務継続・内部統制・セキュリティすべてに関わる問題です。
マイクロソフトが示す代替策は「現場目線」では難しい
マイクロソフトは、VBSの代替として以下を推奨しています。
- PowerShell
- JavaScript
- Python
確かに、どれも非常に優れた技術です。
しかし、経営者・管理職の視点で見ると、次の疑問が出てきます。
- 誰が書けるのか
- 社内で保守できるのか
- Excel業務と本当に相性が良いのか
特に中小企業では、「新しい言語を一から習得する」こと自体が大きな負担になります。
つまり、
「理論的に正しい代替」=「現場で使える代替」ではない
という点が重要なのです。
実はVBSの多くは「Excelの進化」で置き換えられる
ここで知っておいてほしいのが、Excel自体が大きく進化しているという事実です。
現在のExcelには、
- PowerQuery(データ取得・加工の自動化)
- PowerPivot(大量データの高速集計)
- DAX・メジャー(関数を書かない分析)
- テーブル機能(壊れにくい構造)
といった機能が標準で備わっています。
これらを組み合わせることで、
VBSで無理やり実装していた処理の多くが、より安全・高速・分かりやすく実現可能です。
しかも、
- Excelの画面上で見える
- ブラックボックス化しにくい
- 他の社員に引き継ぎやすい
という経営的メリットも生まれます。
VBS廃止は「守り」ではなく「業務改革のチャンス」
VBS廃止は、単なる「困った話」ではありません。
見方を変えれば、
- 属人化していた業務を整理する
- Excelを最新の使い方に刷新する
- 将来も使える仕組みに作り直す
絶好のタイミングでもあります。
「とりあえず動いているから触らない」
この姿勢こそが、最大のリスクなのです。
ReadBellが提供する現実的な支援とは
ReadBellでは、
「VBSを無理に別言語へ置き換える」ことをゴールにはしていません。
- 今の業務を止めない
- Excel資産を活かす
- 将来も保守できる形にする
この3点を重視し、
- Excelマクロの再設計
- PowerQuery・PowerPivotを活用したモダンExcel化
- VBS依存業務の棚卸しと整理
- 経営視点での業務改善提案
を行っています。
ITが得意でなくても、
**「今、何がリスクで、何を優先すべきか」**が分かる形で支援するのがReadBellの強みです。
次回予告
次回は、
「PowerShell・JavaScript・Pythonは本当に現場向きなのか?」
を、Excel業務の視点で分かりやすく解説します。


