スマホ新法で変わるアプリ戦略
readbelladmin― Apple・Google依存から脱却する企業の新しい選択肢 ―
第4回 ReadOneが実現する“業務アプリ”という新しい選択
― 販促ツールにとどまらないアプリ活用の可能性 ―
これまでの回では、スマホ新法によってアプリ市場の構造が変わり、企業が自らの目的に合ったアプリを選び、活用できる時代が始まっていることを見てきました。
第4回では、そうした環境変化の中で、ReadOneがどのように「業務アプリ」として活用できるのかを、より具体的に掘り下げていきます。
多くの企業にとって、「アプリ」と聞くと、今でも
「集客用」
「販促用」
「ポイントカードの代わり」
といったイメージが先行しがちです。
しかし、スマホ新法によってアプリの自由度が高まった今、アプリは業務そのものを支えるツールとして再定義されつつあります。
なぜ今、「業務アプリ」なのか
業務のデジタル化というと、まずWebシステムやクラウドサービスを思い浮かべる方が多いでしょう。
確かにWebは汎用性が高く、導入のハードルも低い手段です。
一方で、現場では次のような声もよく聞かれます。
・メールは見てもらえない
・Webサイトは更新しても見られない
・必要な情報が埋もれてしまう
・ツールが多すぎて使い分けが大変
こうした課題に対して、アプリは「届く」「気づかれる」「迷わない」 という強みを持っています。
スマートフォンは常に手元にあり、プッシュ通知やアプリ内導線によって、情報を確実に届けることができます。
ReadOneの基本的な考え方
ReadOneは、ノーコードでアプリを構築できるプラットフォームです。
最大の特徴は、「何でもできるアプリ」を目指していない点にあります。
ReadOneは、
・目的を明確にする
・必要な機能だけを組み合わせる
・無理なく運用できる範囲で使う
という考え方を前提に設計されています。
これは、スマホ新法後の時代において非常に重要なポイントです。
自由度が高まったからこそ、「やり過ぎない」「複雑にし過ぎない」設計が、長く使われるアプリの条件になります。
小売以外でのReadOne活用シーン
ReadOneは、小売店舗以外の分野でこそ、その真価を発揮します。
いくつか代表的な活用シーンを見てみましょう。
1. 企業・団体の情報発信基盤として
社内外への情報発信を、Web・メール・紙資料など複数の手段で行っている企業は多いでしょう。
ReadOneを使えば、情報発信の窓口をアプリに集約できます。
・お知らせ
・資料配布
・動画コンテンツ
・マニュアル共有
などをアプリ内で一元管理することで、「どこを見ればいいのか分からない」という状態を防げます。
2. 会員制・クローズドサービスの運営
会員限定の情報提供やサービスを行っている企業・団体にとって、ReadOneは非常に相性が良いツールです。
・会員向けのお知らせ
・限定コンテンツ配信
・イベント案内
・アンケートや簡易申請
こうしたやり取りをアプリ内で完結させることで、Webやメールよりも高い反応率が期待できます。
3. 教育・研修・人材育成用途
教育や研修の分野でも、アプリ活用の可能性は広がっています。
・研修動画の配信
・教材資料の共有
・スケジュールや連絡事項の通知
・理解度確認やアンケート
ReadOneを使えば、受講者が「迷わず使える」研修環境を整えることができます。
特にITリテラシーに差がある現場では、操作がシンプルなアプリが大きな強みになります。
ノーコードだからこそ生まれる「内製化」という価値
ReadOneのもう一つの重要な特徴が、ノーコードであることです。
これは単に「開発コストを抑えられる」という話ではありません。
ノーコードであることで、
・現場の声をすぐに反映できる
・小さく始めて改善を繰り返せる
・外注に依存し過ぎない運用が可能
といった内製化の価値が生まれます。
スマホ新法によって「アプリを持つこと」が当たり前になっていく中で、
「誰がアプリをコントロールするのか」は、企業にとって重要なテーマになります。
ReadOneは「戦略ツール」になり得る
ReadOneは、単なるアプリ作成ツールではありません。
業務・情報・人の流れを整理し、企業が主体的にコントロールできる戦略ツールになり得ます。
・何をアプリで行い
・何を行わないのか
この線引きを明確にすることで、アプリは確実に企業活動の武器になります。
次回は、このReadOneをさらに発展させた
「ReadOne＋Matching」という仕組みが、どのように人材やつながりの課題を解決できるのか
について解説していきます。
